日曜日, 2月 26, 2023

ロジャー・ホッブス著「時限紙幣」、ラスベガスで麻薬常習者の母から世に出た子供は里親に引き取られその後銀行強盗を繰り返す犯罪者となった。名前も明かさず犯罪後は一人静かにギリシャの古典の翻訳に時間を費やす孤独な犯罪者で世間ではゴーストとして犯罪者仲間に知られるようになった。過去と現在を描写して銀行強盗の手口から成就するまでの詳細な描写はまさに度肝を抜く、一人称つまりゴーストによって語れる本書は犯罪小説の原点だ。

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