月曜日, 3月 27, 2023

東野圭吾著「希望の糸」、著者はまずどんな著作でも読ませてくれる。今回の物語は、産科系病院で発生した受精卵の取り違えから端を発し取り違え妊娠して女児を出産した側と、ずーと解らず告白された本来の親である側とそれぞれ事情は違うがそれぞれに複雑な事情があって物語が進展して行く。松宮という刑事の過去をも絡ませ周到な伏線を張って展開を複雑かつ読者の期待を掻き立てる著者の表現力も素晴らしい。

0 件のコメント: