ヘニング・マンケル著「北京から来た男 下」、ビルギッタ・ロスリンは友人と中国へ行くことになりそこでホンクイという女性中国人と知り合い友人として親交を温めた。その後物語は昔の中国の歴史虐げられ無惨な死を迎え歴史に刻まれていくそんな時代背景の中でサンという男性の悲惨な生涯に焦点をを当てその子孫を持つヤ・ルーという中国の若き実業家に焦点をあてる、かれはホンクイの弟だった。中国の現状を憂え、アフリカはモザンビークに進出して大量の中国人を迎え新しい歴史を作るというプロジェクトに乗り出す。しかし姉ホンクイとは意見が合わず、彼女を殺害する。一方ビルギッタ・ロスリンはやはり大量虐殺人の犯人は中国人だと考えは変わらなかった。スウェーデンは元よりアメリカ、中国、アフリカ、ロンドンと世界規模で描かれたミステリーそしてそこで書かれた人種差別、経済格差世界を見据えた優れたミステリーの傑作だと思う。
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