誉田哲也著「ルージュ」、今回も姫川玲子シリーズだ。まず祖師谷残虐事件一家3人を殺害し和室に死体を引き摺り3列に並べ衣服をはぎ取り拳銃で肛門から銃を発射して内臓から頭蓋まで破壊するといった猟奇事件が発生した。当然捜査本部が置かれ玲子たちは加わり捜査に従事することになった。そしてその事件について取材していたフリーライターが殺害された。玲子は仲間たちと必死になって捜査していく過程で28年前に起きた昭島市一家殺害事件と共通するものを感じ出向いて捜査資料を読んで、同一犯だと思わせる記述があった。犯人は外国人と特定され当時日米地位協定の壁で時効になった事件だった。プロットといい伏線の上手さに感銘する出来だ。
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