司馬遼太郎著「坂の上の雲 七」、泰天の会戦は激烈を極め、日本側は右往左往し危うく退却することに、しかし救われたのはロシア軍を率いる提督クロポトキンの性格による臆病風による退却に次ぐ退却によって日本軍はまさに救われた。しかし著者の執拗にして素晴らしい調査そして歴史を達観する能力には驚きを隠せない。その頃ロシア軍のバルチック艦隊は一路極東に向かって進軍していたが、この艦隊の総司令官であるロジェストヴェンスキーは奇妙な性格で日本海での決戦を前にして躊躇しその戦略すら下士官やら水平までも不信がられていた。
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