司馬遼太郎著「坂の上の雲 六」、辛くも旅順で勝利した日本軍はまさにどん底の闘いであった、借金の上で戦争の装備弾薬を調達し戦地に回すという危ない橋を渡りながら旅順を陥落させたことは日本陸軍にとって朗報であった。ロシア軍はその後も中国清に着々と領土を拡大し遂に泰天に強大な城を築き日本軍との会戦の準備をしてきている、戦力は圧倒的にロシア軍が有利で日本の大本営は苦肉の策で左右展開し攻撃し動揺するロシア軍の中央突破という戦策を考えていた。海上ではロシアのバルチック艦隊はいよいよマダガスカル島から石炭及び食糧の補給を最大限実施して遂に極東に向けて錨をあげた。
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