松岡圭祐著「万能鑑定士の事件簿 Ⅱ」、世間に偽一万円札が大量に出回り、物価が何十倍もに跳ね上がりハイパーインフレになった。警察及び公安全てを総動員したにも拘わらず犯人の行方は依然として知れず日本の経済はどん底に沈んでいく状況に至った。凜田莉子は早稲田大学準教授に偽一万円札の鑑定を依頼したが本物と寸分違いがないと出た。国立印刷局工芸官を警察が身柄を拘束してもなお解明できない偽札の謎、遂に莉子の鑑定眼が閃き犯人を突き止めた。開業時御世話になったリサイクルショップの社長であった。著者の科学の知識とプロットを結びつける思考に思わず笑い。
0 件のコメント:
コメントを投稿