木曜日, 8月 30, 2018

松岡圭祐著「八月十五日に吹く風」、太平洋戦争の激化の元で日々疲弊していく日本軍はアリューシャン列島の島々で撤退を余儀なくされていた。アッツ島での殲滅玉砕を終え、今や鳴神島=キスカ島も玉砕寸前の状態だ。そんな中木村昌副司令官の元、島に生き残る5千200名の救出作戦を血行する。艦船上での人間同士の会話と戦地での不安と絶望を織り交ぜ戦争を浮き彫りにした人間フューマンな小説だ。生きるあるいは生き残る意味を問いかける。

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