佐々木護著「ストックホルムの密使 上」、第二次世界大戦を背景に日本帝国陸海軍司令部、さらにドイツ、パリそしてスウェーデンのストックホルムの公使らの情報が様々な形で入り乱れる中、日本軍部は情報統制を欠き戦争終結を模索し右往左往する事態となっていた。戦争終結を模索する良識ある軍内部の人々と戦争護持する推進派との間での葛藤が続いている。ストックホルムの公使大和田はポーランド人のスパイを使い情報収集の中で新たに米大統領に就任したトルーマンは先ごろ開発された原子爆弾を日本に投下すること決定した。大和田公使は原爆投下前に戦争終結宣言をすべきと緊急の暗号文を打電するが果たして?
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