日曜日, 6月 28, 2020

松本清張著「彩り河 下」、山越は自分で内偵し調査を進める中で、餌食となり奥多摩の渓谷で鎰死となって崖下で発見された。ホステス山口和子に次いで死体となった。井川は手掛かりを求め捜査に執念を燃やし山越の妻静子に相銀会館に潜り込ませたが意図を見抜かれ彼女もアパートで絞殺死体となった。銀座のクラブの配車係りのジョーと再会し犯人の炙り出しを図る。1980年代の小説とは言え臨場感があり現実の出来事と思えるほど緊迫した状況を作り出す作家の実力を見られた思いである。

0 件のコメント: