日曜日, 2月 27, 2022

法月棆太郎著「頼子のために」、作者自ら探偵として活躍するシリーズらしい。大学教授西村は十数年前に交通事故で妻を身障者にさらに身ごもっていた子供を死なせた経験をしていた、今は一人娘頼子と3人家族だ。頼子は有名女子高校に通い妻に良く似てきていた、そんな頼子が殺害され法月の親父である警視からの依頼で警察とは別個に調査を依頼され事件に関わっていく。作品に登場する人物の過去を描きながら真相に迫っていく。伏線は数少ないがプロットとして、最後のどんでん返しを含め十分楽しまる。変形な歪な愛というテーマが浮かぶ。

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