月曜日, 11月 28, 2022

サマンサ・ダウニング著「殺人記念日」、ごく普通の家庭、夫はカントリークラブのテニスコーチそして妻は不動産仲介業をしている、そんな家庭に忍び寄る殺人志向を平々凡々と描いていく。後半はスリルがあり読者のページを繰る手を止めさせない力がある。妻であるミリセントの心の内にある殺人志向を読後考えさせられる。平々凡々とした日常に潜む人間の悪意を見事なまでに描き出している傑作だ。

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