最近、読書にまた魅せられ読み続けている。一週間に5、6冊を読んでいる。社会学からリタイヤメント書、コンピュータの世界、小説と宗教多岐に渡る。つまり乱読と世に言う類いである。最澄と空海、比叡山の天台宗対高野山真言宗と奈良時代の都会的仏教から山岳仏教へと導き日本仏教の礎を築いた二人の巨人について、平易な文章で紹介する梅原猛著である。山へと仏教が入り古来神々が山に住むという日本人のルーツ自然観を仏教が飲み込んだ。山川草木すべてに命を見る日本人の自然観こそ、現在人類が直面し危惧する自然地球破壊現象を食い止めるべく日本人の世界観を世界に役立てる時がきたと感じる。
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