金曜日, 5月 23, 2008

ジェイン・アン・クレンツ「ささやく水」を読んで。

女主人公チャリティーと過去を引きずり小さな港町ウィスパリング・ウォーターズ・コーブで小さな雑貨店を営もうとする謎の人物エライアスとのロマンスを中心に町で起こる殺人事件を絡めて物語は進展してゆく。キャリアウーマンとして、活躍した過去から決別し小さな町で本屋を営み再出発を図ろうとするチャリティー。ビジネスの第一線から退き癒しを求め小さな幸せを求めようとする現代社会を反映する二人、著者は東洋的、禅的思想に傾倒するベジタリアン、エライアスを配置する。米国人にとって癒しとは、東洋的なのかもしれない。

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