金曜日, 8月 30, 2019

京極夏彦著「鬼談」、怪談の短編集である。人間の根源的な生、その中に潜む恐怖と何でもない日常との交錯する人間の心これらの対比が鮮明に描かれている印象だ。鬼をテーマにしているが、その鬼なる物こそ人間の内に秘めた欲ではないのか?日常のふとした風景、生活、人との交わりの中に潜むある種の不可思議な恐怖これが鬼である。

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