A・A・ミルン著「赤い館の秘密」、100年も前に書かれていて何故か乱歩が絶賛したという本書、しかも作者は有名な「クマのぷーさん」を書いた作家だという。ギリンガムは友人を訪ねた屋敷で偶々出くわした殺人事件、これを機に探偵となって事件を解決しようと決意し友人のペヴァリーをワトスン役に設え捜査を開始する。二人とも快活で好青年で二人の掛け合いも魅力を添えている。館の主人の兄彼は放蕩で金を無心にやってくる、そこで主人であるマークは一芝居を打って兄を退散させようと、しかし肝心の兄は殺害され主人のマークは失踪と謎は深まるばかりだ。結末はどんでん返しもなく今では在り来たりの結末となっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿