IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
土曜日, 8月 27, 2022
望月諒子著「蟻の棲み家」、著者の作品は初めてで、女性作家としてはダークでダーティーな作品だ。街娼から生を受けた男吉沢末男そしてその後に生まれた妹芽衣家に男を引き入れ売春で稼ぐ金で生活する一家悲惨な状況でも敢然と妹を守りながら生きる末男この男の人生を興味深く読んだ。そして東京中野での連続女性射殺事件共に子を持つ街娼だった。末男とは対照的に慶大に通う裕福な家に生まれたダメ男長谷川翼この対照が面白い、二人の人生と家庭環境が齎す悪を見事に描き切っている。
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