火曜日, 7月 18, 2006

夜と女と毛沢東 を読んで

辺見庸と吉本隆明の対談集である。「毛沢東と夜と女」では無いことに注意。前記3つのテーマについて、語り会うが、最後の身体と言語の稿が一番面白かった。対談の印象としては、巨人を相手に小人が立ち向かう様だ。ジャーナリストの経験がある辺見の見識と吉本の思考のみでの知識との対決とでも言うか。日本の消費資本主義の末期的状況を語るが、私個人としては食料自給を含め、資本主義は生き延びると思う。世界全体というか地球規模の問題に対しての、世界的良識がこの地球市民は持っていると思っている。

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