木曜日, 7月 30, 2020

松本清張著「ガラスの城」、大手会社の販売課長が伊豆修善寺の社員旅行の際に何者かの手により殺害された。普段あまり人付き合いの良くない三上多鶴子はタイピストであり、修善寺の旅館の裏で密会を目撃したことから殺害に不信を抱き、内偵を決意し手記として残した。一方同じく美人でもなく三十を過ぎたタイピストである三上と同僚の的場も殺害に不信を抱き調査を開始、それぞれ女性の視点から事件を追うその周囲に蠢く出世という野心と不倫という愛の狭間で起こった事件の真相はどんでん返し的に決着する。

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