金曜日, 6月 20, 2008

アリス・ジョハンセン「いま炎のように」を読んで

サスペンスロマンの売れっ子作家ジョハンセンの米国原住民アパッチとの混血の少女シルヴァーとロシアの公爵ニコラスとの出会いから二人の愛が成就するまでの物語である。

ジェラルド・カーシュ「壜の中の手記」を読んで。

この本の中に人間の考えられる限りの「悪」がある。著者の豊富な人生経験、殊にプロレスラーにまでなったという異色の作家である。読んで直ぐに、江戸川乱歩がこの短編をアレンジして自分の推理小説として世に送るんではないか?と思うほど内容も多岐・異色であった。

金曜日, 5月 30, 2008

ジェイン・アン・クレンツ「誇り高き御曹司」を読んで。

女主人公プルーデンスと同じ農業開発研究基金という財団に勤務するマコードとの恋愛、ロマンスをこうも男女間の心理描写を巧みに描写できるのか。というほどだ。サスペンスを多少織り交ぜ、二人の愛の過程をどこまでも、描写する。筆者の理想とする女性像を数冊の著作の中で実感する。絶対の美女ではなくて、可愛くて、キャリアウーマンでもないが、仕事ができる。一度好かれたら、男性を惹きつけさずにはおかない、そんな女性像だ。

キャルタン・ポスキット「眠れない夜の数学の本」を読んで。

タイトルは大げさだが、漫画チックで面白い。イギリスのBBCの番組の制作など多才な仕事をこなす著者が、単位つまり長さとか時間とかの数学の根源的問題をやさしく解説した本である。

水曜日, 5月 28, 2008

スーザン・エリザベス・フィリップス「あなたがいたから」を読んで。

キャルビン・ボナーは、シカゴスターズのNFLのクォーターバックの有名な選手である。前回読んだ彼女の作品にも登場するチームであり主役だったケルヴィンも登場する。ジェーン・ダーリントンはシカゴのプリーズ研究所に勤務する素粒子物理学の教授である。15歳にして大学へ入学するといった超切れ者の34歳の女性である。あるときジェーンは、子供が欲しいと思い、自分の周りにいる人間とは違った知能指数の低い運動選手としてキャルビンを友人に紹介され、逆レイプをする。と言ったところから物語は始まる、彼ら二人が、真摯な愛に目覚めてゆくプロセスを女性作家ならではの、女性の感情の揺れや男女間の微妙な心理描写を実に丁寧に細かく描いてゆく。現代のロマンス小説はかくあるべしという一冊であった。

土曜日, 5月 24, 2008

「ズバリ図解微分積分」を読んで。

何故か数学に興味が湧いてくる今日この頃、手始めに「微分積分」遥か遠い昔やった記憶がある中で、読んでみた。部分的には理解できるが、応用できるまでの理解はほど遠い。積分は面積を求めるためにすでに古代ギリシャの時代に始まったという数学の歴史も垣間見えるこのダイジェスト的本はまずは入門書として、これから勉強していこうと思う。

金曜日, 5月 23, 2008

スーザン・E・フィリップス「湖に映る影」を読んで。

童話作家モリーとNFLのクウォーターバック、ケビンとの恋愛を中心に男女の心理的描写を巧みに表現してゆくサスペンスというよりロマンスを中心にした物語です。登場人物とシチュエーションの設定も良くできており、いわば古典的である。

ジェイン・アン・クレンツ「ささやく水」を読んで。

女主人公チャリティーと過去を引きずり小さな港町ウィスパリング・ウォーターズ・コーブで小さな雑貨店を営もうとする謎の人物エライアスとのロマンスを中心に町で起こる殺人事件を絡めて物語は進展してゆく。キャリアウーマンとして、活躍した過去から決別し小さな町で本屋を営み再出発を図ろうとするチャリティー。ビジネスの第一線から退き癒しを求め小さな幸せを求めようとする現代社会を反映する二人、著者は東洋的、禅的思想に傾倒するベジタリアン、エライアスを配置する。米国人にとって癒しとは、東洋的なのかもしれない。

木曜日, 5月 15, 2008

八木一正「小娘たちに負けないための授業」を読んで。

立て続けに、ゴルフ理論書を読んだ。著者は、物理学が専門の岩手大の教授だ。身長160cmの小柄な体で自らのゴルフ理論を実践し、250Yをかっ飛ばすと言う。新ジャイロ打法が著者の理論、小娘プロゴルファーである宮里藍、さくらちゃんを例にスウィングのメカニズムを物理理論を駆使して解説している本書は、新鮮である。体重移動、リストターン、コッキング、飛ばす秘訣は相互に関連しながら、達成されるものであると。最終章の補足で、新ジャイロ理論を実践すべくトイレットペーパーと45cmほどの棒を使って、理論をエクササイズするというのも新鮮だ。

火曜日, 5月 13, 2008

増田哲仁「ネジらない!から遠くへ飛ぶ、ピンに寄る」を読んで

CSのゴルフチャンネルに度々登場するプロゴルファー兼プロ&アマ対象のレッスンプロである。読んで見て、ゴルフって熟く難しいなーと今更思う次第だ。人間の体ってどうして頭で考える信号経路と体の神経反応とこうも違うかと。昨日の富岡GCでの私のスコアーは、前半46で後半39で全体でバーディが4つである。増田理論で、飛ぶとは考えにくい。クラブヘッドをシャローに入れ、フェイスに乗せるようなイメージとは、十数年前からゴルフ雑誌にて取り上げられていた理論だ。つまりパーシモンヘッドの時代に逆行する理論で面白いと読んだ記憶がある。ゴルフの歴史から四百数十年を経た今日でもゴルフ理論の絶対物理法則は存在しない。これほどまでに、ゴルフは難しく面白い贒に人生そのものではなかろうか。

ジェイン・アン・クレンツ「ダークカラーな夜もあれば」を読んで

JA・クレンツのロマンチックサスペンス小説を連続で読破しよと10数冊を購入する。ファンド会社を経営するエリザベスとその顧客である投資顧問先のCEOであるジャック・フェアファックスとのロマンスを織り交ぜながら展開するサスペンスは、日常のビジネスからの一時の逃避というか、癒しとしての価値は十分あると思う。例によってクレンツの男女間のロマンスの意識の変化は微妙でいて巧みである。

木曜日, 4月 24, 2008

ジェイン・アン・クレンツ「甘く危険な島」を読んで

著者1983年の作品であるという。25年たった今でも古さを感じさせないロマンチック・サスペンスの傑作ともいえる作品である。南海の孤島セントクレアのパブ「サーパント」で一人ダーク・ヘイリーという男を待つ美貌の主人公エイミーとパブ「サーパント」のオーナーであるジェイスとの出会いがそして物語が始まる。著者の恋する男性の内面と女性の内面、心の変化を同時進行的に描写しながら物語は進んでゆく。エイミーの姉メリッサの下へ送られた謎の仮面の正体を掴むべく南海の孤島を訪れたエイミーが、ジェイスを始め島の人々との出会いそして、遂にヘイリーが出現する。適度なサスペンスというべきか読むものを厭きさせないテクニックこそがロマンチック・サスペンスだ。

木曜日, 4月 17, 2008

ジェイン・アン・クレンツ「優しい週末」を読んで

ロマンス&サスペンスの女王クレンツの作品「優しい週末」を始めて読んだ。ハリー・トレヴェリアンとモリー・アヴァウィックの二人のロマンスを中心にサスペンスが、絡むという設定だ。両家の争い、性格の全く違う二人が、愛に目覚める過程が、巧妙な語り口で綴られて行く。この本は一服の清涼剤的な読み物だ。読後はホームドラマの最後のようにハッピーエンドが待っている。訳者は癒しの一冊という。同感である。

火曜日, 4月 01, 2008

ジュリー・ガーウッド「心うち砕かれて」を読んで。

550ページにも及ぶ長編ミステリーだが、前、中編は、ややだるく冗長だ。後半の展開はスリリングで面白い。主人公ローランの実兄であり神父であるトミー元へ懺悔にやってきた人物が、妹ローランのストーカであることが判明、幼馴染のFBI捜査官ニックに相談し援助を請う。ニック・ブキャナンと成人したローランは再会し人目で互いに恋慕の抱く。その日以降二人はホリーオークス米国の小さな田舎町を中心に様々な危険に遭遇しながら、確実に愛を育んで行く。ローランとニックの心の変化、二人の愛への昇華のプロセスが見事に描写されて、読後のさわやかさを読者に提供してくれる。ロマンスが主題で、サスペンスを状況配置した作品である。(評価★★★)

水曜日, 3月 26, 2008

堤 未果「ルポ貧困大国アメリカ」を読んで。

現在のアメリカの貧困ドキュメントとでも言った内容であるが、正に圧倒される内容である。TVのニュースなどメディアで意識したアメリカ像がこの本ではっきりとした。教育、医療から戦争まで、貧困を原因とするアメリカ社会の現実が見える。「新自由主義政策」の名の元に、全て民営化しその弊害が蔓延し果ては新たな貧困層を生むスパイラル状況である。大学を奨学金にて入学し卒業と同時に請求書が届く、このローンを払い続け、一端退職したら自己破産だ。金を欲しさに、軍隊に入隊し戦争へと黒人、マイノリティー、ヒスパニック系人にとって、戦争へ行って借金を払う。そしてさらに厳しい状況はイラクの戦争へ行くこうした人たちが、実は派遣労働者でもあるという。チェイニー副大統領が以前いた派遣大手の会社から下請け、孫請けさらにという具合にして、派遣会社が9.11以降個人情報の流出を利用し勧誘する。丸6年にも及びイラク戦争でアメリカ人の死者は4000人を超えていると報道されているが、こうした派遣労働者の現地での死者は数にはいっていないという。膨大な戦費の肩代わりに、最低限必要な公共サービスまでもが、民営化されていく成れの果ての現実を思い切り見せ付けられた印象である。(評価★★★★★)

火曜日, 3月 25, 2008

岡田斗志夫「いつまでもデブと思うなよ」を読んで。

出張の行き帰りに列車の中で読むのには、新書版が便利である。ダイエット本の一種である。それもれコーディイング・ダイエットと呼ばれるものである。朝、昼、晩と自分の一日食べた食事の内容を詳細に書き留め、さらに体重を毎日量って記録してゆくというものである。100kg超の体重の超デブなら、この当たりの甘いダイエットでも数ヶ月で10kgは痩せるかもしれないが、通常10kgオーバー位の中途半端なデブにとっては、中々時間がかかると思う。というのが率直な感想だ。ある程度までくると、つまり中途半端なデブは食事カロリー制限をやはりしなくてはならない。というのが結論だ。

水曜日, 3月 12, 2008

森永卓郎「年収崩壊」を読んで。

前小泉総理の下、規制緩和が齎したものは格差拡大と米国型弱肉強食の社会の実現だった。その総理は、参院の答弁で「格差は悪いとは思わない・・」とまで言った。この格差は様々な社会現象の根源的な部分になって来ている。と著者は言う。大量の貧困層年収200万円以下を生み、結婚できない症候群、学校の成績の格差と枚挙に暇が無い。後半では、人間の人生の幸せについて、それぞれの立場でそれぞれの悩みがある。西欧型のゆっくりとした時間の流れを楽しむ生き方も幸せではないか。と。世の中の既に3分の1以上が非正規雇用で、ネットカフェ族やニートといった社会不適合つまり経済難民が増加しつつある。既に年収は崩壊している。少子高齢化による年金崩壊とこの国は一体どこへ行こうとしているのだろうか。

水曜日, 3月 05, 2008

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

著者自身の5数十日に及び監禁独房生活の貴重な体験を通して、国家権力と戦った軌跡が主題である。この本を読み終えて思うことは、国家が犯罪と決めターゲットとした人物は何があろうと、例え無実な罪であろうと検察という仲介役をして必ず罪を科す。その詳細が、著者と検察官の尋問のやりとりの中で明確になってゆく。鈴木宗男議員の人柄と献身的な外交努力をこの本で、知った。情報分析官のプロとして活躍していた外務省役人が突然ある日、国家の罠にはまって行くプロセスは東西古今政治体制を超えて恐怖という二文字に尽きる。多分、ひょっとしてホリエモンもそうかも知れないと思う。

水曜日, 2月 06, 2008

エンリケ・バリオス「アミ3度目の約束」を読んで。

著者はスペイン人で以前画家だったというだけあって、その類稀な空想・想像力は素晴らしい。アミが乗るUFO円盤で宇宙を旅しながら、地球人ペドリートと地球外生命体のビンカとの愛を見守り、様々な星への旅を通してその星で生活する人々との交流を持つ。広大な宇宙は即神であり、また愛である。利己主義、嘘、物欲、破壊等人間はその人の心に正直に会話ができない。アミを通して著者は、神と愛という普遍なテーマと個の心を説く。大人が読む童話だ。

片桐正「利益を確実にアップさせる!在庫管理」を読んで。

棚卸しを何故行うかなど素朴な疑問を平易に全般的に解説した入門書といったところである。後半のIT活用ではSCMなど様々な手法を解説している。棚卸しとB/SとP/Lの会計財務諸表との関連や売上原価との影響さらには、商品の原価の算出方法など、かなり参考になる部分が多い、絶好の入門書といったところだ。