IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
土曜日, 12月 29, 2018
降田天著「女王はかえらない」、
北関東の片田舎町の針山小学校を舞台に起きった殺人事件、小学四年生の児童の純真性と残虐性を見事に描いた作品だ。学級の中での権力闘争そしてカースト的ヒエラルキーが確立しその中で生徒は右往左往する。夏祭りの夜の上った針山が殺害の現場になった。30数人の同級生が二人の対立する少女女王を殺害し沼に沈めた。20年後30歳になった同窓会で明らかとなる殺人の詳細、彼ら全員が漏らさず日常生活を続けるといった稀有なプロットはリーダビリティに富んだミステリーだ。
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