土曜日, 12月 29, 2018

篠田真由美著「未明の家」、建築探偵櫻井京介シリーズの第一作だ。1994の作だ。東伊豆町の海に向かう傾斜地に建てられたスペイン風の別荘が今回の舞台だ。そこの主人が死んで孫の理緒から別荘の調査を依頼された京介、事件はそこから始まる。冗長性は否めないが、犯人特定のプロットが性急で少しがっかりもする。日本に存在する洋風建築とミステリーという設定を作者は関連を見事に具現している。

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