水曜日, 9月 14, 2016

黒川博行著「後妻業」、大阪を舞台に結婚相談所を営む元ヤクザ柏木そこに登録した会員武内小夜子、両人が計画し実行する後妻業とは老人相手に小夜子を差し向け無理やり公正証書(遺言書)に署名させ殺害し金を奪うといった商売だ。元暴対警察官の柏木は興信所の職員、身辺調査を弁護士から依頼を受け調査する過程で彼らの後妻業の実態を掴む。。


月曜日, 9月 12, 2016

池井戸潤著「鉄の骨」、中堅ゼネコン一松組の入社数年の平太の経験する談合の世界。談合を仕切るフィクサーと大手ゼネコン各担当、東京都が発注する地下鉄工事を巡り虚々実々の展開と平太の恋人萌さらに平太の家族を交えて物語が進んでゆく。実に上手いプロットだ。絶妙な伏線に感嘆する。


日曜日, 9月 11, 2016

東野圭吾著「美しき凶器」、著者の作品はかなり読んでいるが、今回の書は中でも痛快サスペンスだ。ドーピングが絡む元運動選手4人ひょんなことからコーチ仙堂を殺害し愛弟子の外国人の女に狙われ、仲間が次々と殺害される。女性の見栄と傲慢が犯行を先導する。


土曜日, 9月 10, 2016

ドン・ウィンズロウ著「ザ・カルテル」下巻、やはり「犬の力」の続編だった。2200頁にも及ぶこの大作は、メキシコとアメリカ政府との関係を含めさらにジャーナリズムへの攻撃など痛烈な批判を副次的に暗示している。メキシコでの麻薬カルテルの抗争、虐殺、腐敗、暴力、威嚇など人間が考えられるすべの悪行を軽妙なタッチで描く。ケラーとバレーラの果てしない戦いに要約終止符が打たれた。


火曜日, 9月 06, 2016

ドン・ウィンズロウ著「ザ・カルテル」上巻、メキシコ社会の麻薬カルテルを描いた作品だ。「犬の力」を彷彿とさせる作品だ。麻薬、暴力、殺戮、汚職となんでもありの闇社会でカルテルのボス、アダン・バレーラを執拗に追い続けるケラー捜査官の今後は。。


土曜日, 9月 03, 2016

東野圭吾著「おれは非常勤」、作家を目指す主人公は、名前が無い。小学校を転々として非常勤講師先生を務める。それぞれの小学校で起こる事件を見事に解決してみせる。気軽に読めるミステリーだ。





東野圭吾著「プラチナデータ」、警察庁特殊化学捜査研究所の主任解析員神楽龍平を中心として巻き起こる事件それは連続殺人事件だった。神楽の精神構造は二重人格で彼本人に対してリューヘイとなって意識から離れ独立して現れる。科警研の中でDNA捜査システムを操作する神楽はふと今回の殺人事件の解析捜査の中でシステムの異常を発見するこの発見が後に重大な意味を持ち様々な事象が持ち上がる。警察庁、警視庁そして科警研と神楽らが入り乱れ捜査そして神楽の逃走と目まぐるしく展開し最後はどんでん返しとなって事件は解決する。

レオ・ベルッツ著「最後の審判の巨匠」、1900年代ウィーンを舞台に起こる殺人事件、著名な俳優ビショーフがある日自宅に友人たちを招き楽器の演奏やらをしている只中で四阿で一人リボルバーを自身の頭に銃弾を撃ち込み絶命する。男爵、博士そして技術師三人が事件の真相を解決するべく奮闘するが結末は歴史ロマンに潜む魔術的様相を呈し読者をまさに翻弄する物語だ。





フローベル著「ボヴァリー夫人」下巻、いよいよロドルフとの恋に破れ、再びレオンとの恋を貪る夫人は借金地獄と化し服毒自殺し生涯を終える。人間の物欲、情欲の上に人生を生きることの儚さを思い切り描いたこの作品は読者に感動を与えて止まない。

フローベル著「ボヴァリー夫人」上巻、フランス片田舎の医師シャルルの下に再婚したエンマこそボヴァリー夫人である。二人の結婚までの過程がそれぞれ語られてゆく。田舎の怠惰の生活の中で悶々として暮らす夫人が青年レオンへの恋情に目覚めていく過程またこの田舎の新参者ロドルフの執拗な恋の吐露と攻撃が上巻である。