月曜日, 11月 30, 2015

高校野球児の死を契機にその知人も死体で発見される。蓮見探偵事務所が中心となって事件の真相に向かう。著者の初期の長編推理小説だ。読後、何か優しさを思う。著者の人間の交わりを通しての感想だ。事件は製薬大手の製品の失態を根底に蠢く専務と部下などプロット的には十分楽しめる設定になっている。最後の落ちは意外なところにあるのだが、著者らしい結末と思う。


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