土曜日, 8月 30, 2025

東野圭吾著「透明な螺旋]、 帝都大学准教授の湯川の正体が明かされる。孤独な女性と同棲していた男性の死体が発見された草薙と内海は懸命に捜査に臨んだが女性の生い立ちに絡む複雑な状況が事件解決へのヒントになった。このような血族関係の絡むプロットは珍しくもない。
東野圭吾著「虚像の道化師】、7編からなる短編集である。どの作品も帝都大学准教授の湯川学と関連ずけたプロットと科学的根拠を殺人に紐ずけた作品でおもしろく読んだ。著者の創造力に乾杯だ。
宮島未奈著「成瀬は天下を取りにいく」、 滋賀県大津市に住む中学生の成瀬あかりは、持ち前の何事にもめげない性格で自分で考えた事を逡巡することなく積極的に目標に向かって進んでいく。私は二百歳まで生きると言ったり、頭を坊主刈りにして髪の毛の成長を観察したり、Ⅿ1グランプリをまねて漫才コンビを組んだり正に破天荒な行動が成瀬あかりだ。何事にもめげず自分の考えに躊躇せず積極的に行動する彼女の生き方に感動し自分もそうありたいと思います。