日曜日, 11月 04, 2012


ディーヴァー最新作だ。リンカーン・ライムやキャサリン・ダンスシリーズで無く単発ものだ。過去2、3冊もそうだが、今回も上々の出来だ。ウィスコンシン州の田舎ケルシャ郡の保安官補ブリン・マッケンジーが出会う殺人事件が端緒だ。ミシェルという事件に居合わせた生き残りの女性を連れて森の中を犯人から逃れるべく逃亡する。一昼夜の出来事を400ページも割いて表現するディーヴァーの手腕は流石だ。リンカーンシリーズみたいなどんでん返しやローラコースター的な結末はないが、これはこれでほっとした気分にさせてくれる。


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