木曜日, 12月 01, 2016

門田泰明著「冗談じゃねえや」4編を含む短編集だ。浮世絵師宗次の活躍が軽快に踊る。徳川家の血筋をまた豊臣家の母方の血筋をも隠し江戸の貧乏長屋に暮らす宗次こと徳川宗徳は、陽心流剣法の奥義を極めた剣聖としてもひた隠し長屋住民との交流から数々の旗本、大名、大店と絵仕事を熟している。宗次の周辺で起こる様々な事件を人情と類まれな剣術で解決する痛快時代小説である。


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