日曜日, 7月 02, 2017

ジェフリー・ディーヴァー著「扇動者」、クラブでそう大勢の人の集合する場所を狙い群集心理にかこつけてパニックを起こさせる未詳殺人犯はキネシスク専門家キャサリン・ダンスに挑戦的に次々と事件を起こす。例によってマイケル・オニールとの共同捜査により犯人を追い詰めてゆく。ダンスの家庭内子供との関係やジョン・ポーリングとの恋愛関係と伏線を用意し長編ミステリーに仕上がっている。だが、これまでのディーヴァーを読んできた者にとって少し不満だ。最終盤のローラコースター的どんでん返しが見られない。未詳殺人犯の拘束も何故か感動がない。

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