木曜日, 6月 28, 2018

吉川英治著「親鸞 三」、都、京都から追放され越後に着いた親鸞、この地での布教は徐々に成果を上げ名を轟かせ地方での名は日を追うごとに高まっていった。民衆の中に根を据え共に暮らす、信仰の根源をそこに見出した親鸞の信仰の本質を作者は語る。愚禿を標榜し生に、信仰に、愛に懊悩する親鸞の姿に人間本来の姿をと作者は教えてくれる。全ての人間を救う教えこそ親鸞その人の教義であった。

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