土曜日, 5月 29, 2021

エラリー・クイーン著「Xの悲劇」、1930年代初頭に上梓されたというこの作品の緻密さには驚嘆させられる。各章に暗示される幾つもの伏線その伏線の組み合わせから推理される事象、主人公ドルリー・レーン氏の卓越した頭脳は遺憾なく発揮され事件の核心へと迫る。まさにミステリーの古典であり一時代を画した作品である。

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