木曜日, 7月 31, 2025

黒川博行著「連瑣」、文庫本にして700ページもある超大作である。著者の作品はほぼ全部読んでいて本屋で偶然見つけて即購入した、期待して読んだが少しがっかりさせられた。以前の著作に比べてというところか。ある社長の失踪により捜査が開始されそこにヤクザが絡みさらに殺人の連鎖が続く京橋署の防犯係の二人、磯野と映画オタクの上阪の丁々発止のやり取りは見逃せない。複雑な殺人プロットとそれを追う刑事の忍耐で解決に迫る警察小説だ。

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