月曜日, 3月 26, 2007

死の開幕 を読んで。

J・ディーヴァーの最新作と思いきや、初期の作品であった。出張の日、東京駅の京葉線乗り場へ向かう途中の本屋で見つけた。後半の展開は、リンカーン・ライム&アメリア・サックスシリーズを彷彿とさせる例のジェットコースター的だ。主人公のルーンを中心に回る殺人事件だ。ポルノ映画館が、犯人によって爆破されシェリー・ローというポルノ女優が殺される。ルーンはその経緯をドキュメンタリー映画にしようとカメラを手に聞き込みを開始する。前半はかなり、「だるい」展開だ。市警の爆発物処理班刑事、サム・ヒーリーと出会う。ルーン&ヒーリーで殺人犯を追う。後半は、2転、3転と急速な転回が、二人を待つ。J・ディーヴァーの創造するルーンは、サックスへと繋がっていく何かを持っているが、どこか違う。

0 件のコメント: