金曜日, 11月 04, 2016

黒川博行著「キャッツアイはころがった」、著者の出世作でミステリー大賞に輝いた作品だ。湖で発見された死体の口からキャツアイが転がり出た。さらに京都での大学生の死体、大阪での浮浪者の死体とこの殺人事件は広域捜査の対象となった。殺された大学生の級友が犯人を捜す、広域捜査官の捜査と著者のプロットは冴えを見せ軽快な文体と軽妙な関西弁の語り口が、読者を最終ページへと繰らせる。


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