土曜日, 2月 27, 2021

垣根亮介著「信長の原理」、信長の領土は急速に拡大し天下統一目前で明智光秀の謀反によって殺害される。信長の何が不幸招来させたのか?気性が激しく神仏を無きものと考え、己の力を信ずる稀に見る残酷な性格故、部下の多くは戦に次ぐ戦に狩出せれ、下知に答えずば罷業な制裁を覚悟しなくてはならない。光秀が仕えた信長はそういった人物だった。本能寺での信長の首を討つ覚悟しつつ迷っている光秀、家臣らの意見から思わぬ方向へと。人生の不条理を光秀を愛してやまない著者の快著である。

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