月曜日, 8月 30, 2021

今邑彩著「いつもの朝に 下」,弟優太の出生の秘密、殺人者の父から生まれたとばかり思っていたが、ある日昔のアルバムを引っ張りだした事で、兄桐人が自分ではと思うようになった。出生の秘密の秘密を知った兄桐人は懊悩し遂に死を決断したその時優太が現れて自ら兄の代わりに首に縄を掛けて死のうとして階段から飛び降りた。一命を取り留めた弟を見て兄桐人は直になっていった。兄妹愛家族愛さらに神について生きることについて示唆に富みかつ小ミステリー的な伏線そして全体を貫くプロットといい完璧だ。

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