日曜日, 2月 26, 2023

ケイト・モートン著「秘密 下」、ローレルは大学で研究を続けているジェリー末弟と連絡を取り、二人で共同で真相を突き止める決心をした。様々な人間模様を独自の視点で深く掘り下げるその眼には圧倒される。また戦時下のロンドン、郊外の牧歌的情景と眼に見えるような描写に慨嘆する。そしてローレルが母の死後認識した事実それは母ドロシーは実はヴィヴィアンだったという衝撃的事実だった。どんでん返しも見事に決まり結末を見た。プロットといい伏線はたまた描写力そして人間に対する深い意洞察まさにミステリーの基本だ。

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