土曜日, 5月 30, 2009

綾辻行人著「黒猫館の殺人」を読んで。

ネットで、面白いお勧めミステリーとして検索した結果、タイトルの著者綾辻氏の館シリーズが眼に留まった。早速シリーズ本を購入し、年代順を問わず取り合えず第1作目に選択したのが「黒猫館の殺人」であった。鹿谷なる小説家が殺人事件を解いて行く物語の主人公である。読み終えて、私好みのJ・ディーヴァーやダン・ブラウンと違いやはり日本のミステリーには、あの読まずには眠れないようなドキドキ感やワクワク感がない。スケールが違う。現在「天使と悪魔」が上映されていると聞く。是非見に行きたいと思う。本題に戻ると特異な館・建物を建築以来した大学教授天羽博士の黒猫館と呼ばれる館での殺人事件の手記によって展開して行く。てっきり北海道の釧路での建物と思って読んでいたのだが、実は南半球のタスマニアに対となった建物がもう一つ存在したという絡繰りには、正直突拍子も無い発想には驚いた。殺人の内容は至って古典的なものであり、これといった物は無かった。

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