月曜日, 4月 04, 2016

有栖川有栖著「双頭の悪魔」は、700ページにも及ぶ長編だ。四国は高知県の田舎木更村と川を隔てた対岸の夏森村で同時進行的に起きた殺人事件を江神次郎が解き明かす物語だ。少し冗長性は否めないが、プロットそして登場人物の描写が素晴らしく最後までページを繰らせる力を持っている作品だ。殺人の論理も妥当と思われる。


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