水曜日, 5月 30, 2018

門田泰明著「大江戸剣花帳 上」、江戸の初期、中でも知られる明暦の大火の頃浪人宗重は徳川の重鎮酒井讃岐守忠勝の妾の子である。端正な顔立ちと文武両道を極めた浪人宗重が御三家の一つ紀州藩を離脱した浪人達を追う。著者の時代ミステリーは江戸時代の風情を殊の外読者に解かりやすく解説し町人の生活、恋愛事情と面白く読ませてくれる。好著である。

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