木曜日, 9月 28, 2023

東野圭吾著「祈りの幕が下りる時」、 日本橋署の捜査一課加賀恭一郎が体験した事件は、過去彼に係わる事だった。実の母親の死それは彼女が暮らす仙台の出来事だった。彼女の知人関係は実に悲惨な人生を抱え苦しんでいる過去そして現在だった。そこに横たわるのは貧困だった、何とか乗り越えようと必死の努力の先にあるのはつかの間の安寧と幸福だった、そして過去の出来事の復讐が始まり敢え無くその軍門に下った。人生とは格も悲惨で何と悲しいことなのか?著者のプロットは読者のページを繰らせる手を止めず最後まで最後のページまで一気呵成に進める、幸著である。

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