金曜日, 7月 14, 2006

99.9%は仮説 を読んで。

冒頭、「飛行機はなぜ飛ぶのか?原理が今のこの時代でも解明されてない」には驚いた。勿論種々実験により飛ぶことはわかっているが、科学的原理とは別物だという。人は、様々なその人なりの仮説或いは世間でいわれる仮説の上に世界観を形成し日々生きている。仮説というか前提条件が違えば、ものの見方が根本的に変わってしまう。科学の世界でも、白から黒あるいはグレーという仮説があるそうだ。物体のエネルギーに関してもニュートンは、運動して初めてエネルギーが加わるという力学の仮説に対して、アインシュタインは、動かなくても物体そのものがエネルギーを持っているという仮説を発表し、その先はヒロシマ、ナガサキの原子爆弾に繋がったという。人は、思いこみ自分で構築した仮説の範囲で考え行動する。しかしこの仮説に疑問を呈し頭を柔軟にして違った仮説を考えることは、即人の気持ちをわかるという「やさしさ」に繋がるのではないか。

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