日曜日, 10月 15, 2006

公爵家の相続人 を読んで。

第一次世界大戦終了後つまり、1920年代の英国のカントリーハウス、フューエンフォート家の「ジャスティスホール」大邸宅を舞台にした、ローーリー・キング「シャーロックホームズ愛弟子」シリーズ第6巻である。このシリーズをたまたま本屋に立ち寄り発見した。「ホームズ」のファンとしては、期待を持って読み進めたが、海外作家特有の冗長な背景描写には辟易する。570ページある書の250ページは不要と思われるほどだ。古典的なトリックだが、後半はファンにとってはたまらない展開となりつい、朝方まで読んでしまった。戦争の中で、幾多の命が翻弄され第7代公爵の相続人を巡る血なまぐさい古典的殺人計画をホームズ及びメアリ・ラッセルが謎解きをしていく。メアリーはホームズの妻となって活躍する物語である。

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