水曜日, 3月 05, 2008

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

著者自身の5数十日に及び監禁独房生活の貴重な体験を通して、国家権力と戦った軌跡が主題である。この本を読み終えて思うことは、国家が犯罪と決めターゲットとした人物は何があろうと、例え無実な罪であろうと検察という仲介役をして必ず罪を科す。その詳細が、著者と検察官の尋問のやりとりの中で明確になってゆく。鈴木宗男議員の人柄と献身的な外交努力をこの本で、知った。情報分析官のプロとして活躍していた外務省役人が突然ある日、国家の罠にはまって行くプロセスは東西古今政治体制を超えて恐怖という二文字に尽きる。多分、ひょっとしてホリエモンもそうかも知れないと思う。

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