木曜日, 2月 12, 2009

トム・ロブ・スミス著「チャイルド44」上下巻を読んで。

1950年代前半、場所はソ連のモスクワKGBの前身国家保安省の役人レオそして妻のライーサが、児童殺人事件に遭遇する。上巻は冬の時代のソ連をこれでもかと描写する厳寒の地、そして粛清まるで現在の北朝鮮のキムジョンイル体制を髣髴とさせるように思える。正義感の強いレオは事件の捜査で保安省の規定から外れた捜査を行い遂に遠隔地へと降格され、民警として働く。全ての利権そして快適な住まい、さらに両親をも巻き込んでいまやレオに残されたものは、何もない。人間丸裸になった時点で、夫婦愛に目覚め国家保安省の追及から逃亡する中で、人生を賭してやるべき児童殺人事件の犯人を検挙するこの一点に絞り夫婦助け合いながら突き進む。物語の結末は、意外にもアンドレイというレオを自身の弟であった。。。


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