日曜日, 7月 03, 2016

E・ブロンテ著「嵐が丘」下巻、著者の生涯を読んで、英国の寒村で黙々と著作を綴った彼女の生涯と重なると思う。荒涼たる自然環境の中で生を生きる人間の心理とエネルギーをヒースクリフの人生をとおして描き上げた小説である。荒涼たる自然、生と死、魂、神、愛これらが混然一体となった物語である。ヒースクリフの死は果たして安楽な生を生むのだろうか?


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