月曜日, 10月 02, 2017

道尾秀介著「鬼の跫音」、オカルト的でありミステリアスな趣があり多様なイメージを抱かせる短編集だ。各短編は独立してはいるが、底辺にある人間の懐疑や本性を際立たせる巧妙なトリックとプロットが光る。何気ない日常に潜む人間の本性は底知れぬ恐ろしさ恐怖を感じさせてくれる類をみない小説だ。

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