日曜日, 3月 29, 2020

横山秀夫著「ルパンの消息」、高校生3人による期末試験答案用紙強奪作戦、練られたのはいつも屯する喫茶店「ルパン」だったことからルパン作戦と命名した。試験は4日に渡るそして作成も4回実行せねばならない。そして4日目答案用紙があると見なされる金庫を開けた、中から教師の嶺舞子先生の遺体が投げ出された。それからの3人は他殺と断定し捜査よろしく様々な考え巡らし事件を追い詰めたが駄目だった。15年目の時効を迎えた日、刑事の溝呂木が下した決断から急展開となって解決する。複雑な良く出来たプロットを人生の悲哀と希望を感じさせる好著といっていい。

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