水曜日, 9月 30, 2020

松本清張著「球形の荒野 下」戦中スイスで一等書記官としていた野上は、戦争早期終結に動いた罪を外務省は彼を故人として国籍を剥奪、戦後再度日本を訪れた野上はどうしても自分の娘久美子に一目会いたかった。戦後陸軍にいた皇国のグループが野上を追走し殺人を犯す。謀略、殺人、親子の愛情と日本の原風景の見事な描写は読者を飽きさせない。

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