金曜日, 7月 30, 2021

島田荘司著「写楽 閉じた国の幻 下」,その後の佐藤貞三の写楽研究は一向に捗らず遅々として方向を見失いつつあった。写楽は誰だったのか?あの筆使いと臨場感蔦屋重三郎が必死い隠ぺいしている絵師とは?破格の待遇で出版黒雲英刷りの豪華本、蔦屋は既に死期を悟っていて最後の賭けに出たのではないか。そこで思いついたのが長崎出島で東インド会社の商館長一行の江戸参府であった。一行3人の内の一人ラスという若者オランダとインドネシアの混血児に行き当たる。非常に面白く読んだ。

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