金曜日, 7月 30, 2021

アガサ・クリスティー著「スタイルズ荘の怪事件」,富豪な老婦人が毒殺された。旧友を訪ねたヘイスティングスが偶々居合わせ、近くに旅行で宿泊している顔見知りのポアロに事件を依頼する。登場人物の人間関係の歪みと遺産相続に纏わる根拠をこれでもかと伏線を張り物語は終局へと向かう。ポアロの灰色の頭脳が炸裂し事件は解決へ。1935年の作品でクリスティー執筆の最初の長編ミステリーだという記念すべき作品だという。しかし私はクイーンの作品と比べてしまう。一貫した論理性と面白さはやはりエラリー・クイーンの方が数段上だ。

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